歪みの国のアリス《短編》


[03]仕事??【完】



夜御飯をつくっている亜莉子。


ア「ふー、いそがし、いそがし・・・」


チェシャ猫は
ゴロゴロいいながら
見てるだけである。


ア「んもう、チェシャ猫!
ちょっとは手伝ってよ!
働らかざるもの食うべからず、
っていうでしょ?」


猫「・・・ハタラカザルモノ・・・?
あぁ、勤労してない人の
ことかい??」


ア「まぁ、
そんな感じ・・・ね
(何で勤労って言葉知ってんのよ)」


猫「じゃあアリス、
僕はハタラカザルモノ
じゃないよ」


ア「えっ、どういう事?
なんか働いたっけ、
チェシャ猫」


猫「アリス。
ネコはネコでいることが
仕事なんだよ。だから・・・
してるよ、勤労」


ア「・・・」


アリスは無言で
チェシャ猫の頭を撫でた。


猫「?」


ア「チェシャ猫はい
つまでもそのままでいてね」


猫「あぁ、
僕らのアリス、
君が、望むなら・・・」




End...

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