第8章


[05] 



「なぜだ!なぜここまでわれに抗う!」
「まだこんなところで消えるわけにはいかないんだよ!」
ドクロッグがさらに一撃を与えようと振りかぶる。
「石板を壊したくらいでわれにかなうと思っているのか!クズ共が!!」
アルセウスの体から紫色の衝撃波がほとばしり、ドグロックとユンゲラーを吹き飛ばす!
「ぐっ、まだこれほどの力が・・」
石板を破壊してわざの威力は落ちていたが、それでもアルセウスの強さは常識を逸している。
このまま突っ込んで勝てるのか?・・・いや、勝つしかない!
「いくぞ!!」
合図とともにピカチュウたちがアルセウスに向かって突っ込む。
「残念だが、もう我には近づけん!」
アルセウスが天を仰ぐ、そこには数え切れないほどの結晶のようなものが浮かんでいた。
「なっ・・・」
ロゼリアが思わず立ち止まる。まさかこんな切り札を持っているとは・・
「神のさばきを受けよ!!」
一斉に結晶がピカチュウたちに降り注ぐ!逃げ道は・・・ない!
「ここはまかせて!」
そう叫んだのはエムリットだった。エムリットたちが三重に光の壁を張って何とか持ちこたえている!
「いまのうちだよ!さっさとあんなやつやっつけちゃって!」
「お前たち・・もうしばらく耐えてくれ!」
もう時間がない、一気に勝負を決める!アルセウスはもう目の前だ!




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