第8章


[06] 


数で勝ってはいるが、力ではやつの方が上だろう・・・ならば
「まずはやつの動きを止めるぞ!」
「ならば僕が行きます」
ロゼリアがアルセウスの真上に跳躍する。体をひねり、一気にわたほうしを撒き散らす。
「こんなもの、おまえごと焼き払ってくれる!」
アルセウスの口から灼熱の炎が吹きだす。
「燃え尽きろ!」
炎がまっすぐロゼリアの方へ向かっていく・・・
「ギャハハ、足元がお留守だぜ!」「俺たちを忘れるんじゃねえっつーの!」
三つの影がアルセウスの足を直撃する。ニューラ達のだましうちだ!ギリギリのところで炎がロゼリアからそれる。
「どうだい?虫にやられる気分は?」
わたほうしがアルセウスにからみつく、動きがにぶった!
「やっとあんたを直接殴れる時がきたわね。仲間の仇取らせてもらうわよ!」
ミミロップが飛び出す!
「無駄だ!」
アルセウスの周りに巨大なリフレクターが張られる。
「おまえの攻撃は我に届かぬ」
「そうかしら?」
ザングースがかわらわりでリフレクターを叩き割る。
「ミミロップどの、今でござる!」
「覚悟しなさい!」
ミミロップのスカイアッパーがアルセウスのあごをとらえる。
「ぐぅ・・」
今までとは違う苦しそうなうめき声だ。
「ピカチュウ今よ!この戦いを終わらせて!」
やつを倒せる最大のチャンスだ。これ以上犠牲を増やすわけには行かない!
「これで・・・とどめだ!」
残っている力をすべてこの技に注ぎ込む。

ボルテッカー!!



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