第7章


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「…あのエンペルト、強いな……ディアルガにやどりぎのタネだ!」
「ゴウカザル!パルキアにほのおのうずだ!!」

アクアジェットを受け、体勢を崩しかけたディアルガに宿木の種が植え付けられる。
徐々にだが、確実に体力を奪っていく。そしてその奪った体力は宿木を通じてドダイトスへ。
阻止しようするパルキアをゴウカザルは炎の渦に閉じ込めたが、あくうせつだんで空間ごと炎を切り裂いた。
その切り裂かれた炎の真正面に、既にゴウカザルはトレーナーの次の指示がわかっているのか、高速の拳を振るっていた。

「マッハパンチだッ!!」

拳は虚を突かれたパルキアに直撃し、吹っ飛びはしないがパルキアは苦しそうに咆哮を上げる。

「よし……いいぞドダイトス!」
「次行くぜゴウカザル!」
「頑張って二人とも!それにエンペルトも!!」

僅かだが希望が見えてきていた。
少年達が戦っている戦場を通り抜けて、次々とポケモン達が上へと上がっていった。


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