第7章


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二匹の体力が限界に近付いていた。
あれだけの技の応酬をしているのだから、無理はないが。

「小物共がぁっ!!!」

青空の色をしたプレートが光り輝いた次の瞬間、巨大な鳥ポケモンの様な光がニャルマーへ襲い掛かった。

「なっ!」

反応できずに光の体当たりをくらい、吹き飛ばされた。
痛烈な一撃だった。もう戦えない。

「出番だよムクホークッ!!」

吹き飛ばされながら、そう叫んだ。
交代する様に空からムクホークが一気に急降下してきた。

「舐められた物だ……撃ち落して………!?」

また石版が破壊される音がした。

「余所見はいけないねぇ……ヒャハハハ…!」

岩石のプレートが、マニューラのメタルクローで破壊されていた。

「この……」

マニューラに気を取られたその一瞬の隙が仇になった。
ムクホークが急降下の勢いを乗せた嘴で、青空プレートを破壊した。



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