第6章


[08] 


「別にアタシャ、アンタがこのまま行って倒れてくれてもいいんだけどね。それで席の空いた四天王の座にアタシが着けば、何かとやりやすいし。」
「…!どういう事…!?」
「アタシャ、アンタ達をまだ認めたわけじゃないんだよ。今は手下になってやってるけど、付いていけないと感じたらアタシはこのチームを乗っ取るよ。
そのためにも、ヘッドに近付いておくってのは後々楽になるのさ。」
「な、なんて事を……!」

ミミロップは反射的に戦闘態勢に入っていた。
いずれ、ニャルマーはピカチュウを襲うのではないか。

「安心しな。アタシャまだアンタらを襲うつもりはないよ。まだ、ね……。」
「………そんな事を話すつもりで私に声を掛けたの?」
「それもあるけどもう1つ。四天王様なら、手下の一人ぐらい連れてってもいいんじゃないかい?」
「…それって……。」
「アタシを連れてきな。足手まといにゃならないよ。」
「………それじゃ頼むわね…。」

ミミロップは途中で裏切って攻撃してくるのでは、と散々疑ったが、結局一人ではもしエレキブルと戦闘になった時に勝ち目が無いので、
渋々ニャルマーを同行させる事にした。

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