第6章


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ミミロップのショックは大きかった。
きっとピカチュウなら、「勝利への布石だ。次は勝つ」とか言ってすぐにまたギンガ団のアジトへ向かうと思っていた。
だが、実際に彼から出たのは「今は無理だ」という言葉。
いつもの彼らしからぬ発言に、ミミロップは失望していた。

いや、違う。
あんなのはピカチュウじゃない。
今まで皆を引っ張ってきたピカチュウなら、きっとすぐに再戦しに行ったはずだ。


「あらー?黄色い鼠と一緒にいたミミロルじゃないか。」

突然声をかけられて立ち止まると、そこには青い猫がいた。

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