第6章


[37] 


「まずい、ロゼリア殿、ムウマージ殿!ゴローン殿の後ろに!!」


エレキブルを中心に、電撃が広まりながら向かってくる!!

「でんげきは…これなら逃げられねえぜ!おねんねしなぁっ!!」

ふん……それでも、周囲に拡散すればするほど効果は弱くなるはずだ。
俺は後ろに下がると、迫り来る電撃にでんきショックをぶつけた。


次の瞬間、俺の電撃とあいつの電撃がぶつかり、あまりの光に視界が白く染まった。
だがそれもすぐ回復し、舌打ちするあいつの姿とゴローンの後ろに隠れてる手下達の姿が見えた。

「続きと行こうぜ?」

くいくい、と中指を立ててやる。確か人間のよくやる挑発のポーズだった気がする。
でんげきはを止められた事・挑発された事に更に怒り、エレキブルが襲い掛かってきた。
もちろん、当たってやる気は無い。
俺は軽々と避けてやった。



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