第6章


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「病み上がりで悪いが、少し眠ってもらうぜ!」
「何だと!俺は体力の回復も普通の奴より早いんだ!
1発攻撃でも食らわない限り俺はダウンしないぜ!」
俺は手下に向かって叫んだ
「おい!お前らは一切手を出さなくていいからな!自分の事は自分でケリを付けてやる!」
「わかりました!さぁ、みんな壁際に。」
「ぼわーん」「何だ俺の出番じゃないのか」「了解でござる」

「さてと、いくぜ!」
「はいはい!せいぜい俺を楽しませてくれよ!」

電気と拳が衝突する! 「食らいやがれ!10万ボルト!!」
「ほう、さっきよりも早いな。しかしまだまだ!気合いパンチ!!」
巨大な電気をエレキブルは拳で受けとめた。ボンっと爆発音を伴って。
「ちっ、やるな」
俺はつぶやく
「お前もやるじゃないか。」
さすがに一筋縄ではいかないか。ここは撹乱してやるか。
「でんこうせっか!」
「ちっ、ちょこまかと。」
俺はあいつの周りを数回回って一度静止する
「ほれ、止まったぜ」
「馬鹿にするな。炎パンチ!」
「でんげき!」
またしてもボンッと音を立てて拳は煙が立ち上っている。
俺は気付いた。やはりな、パンチを出す瞬間に一瞬の隙ができている。そこを叩き込むか。
「俺を楽しませてくれと言っただろう。こんなものじゃすぐ回復するぜ。」
「そんなこと言ってられるのも今のうちだぜ!」
「むかつく野郎だな!もう立てないようにしてやる!」
「それはこっちのセリフだ!」
そしてまた俺は回り始める!

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