第6章


[26] 



少年と宇宙人のバトルが終わって数分。
俺はようやく入口付近まで戻ってきた。
そこで草むらに傷だらけで横に隠れていたイタチが目に入った。

「おい、起きろ。起きないとフルパワーの10万ボルト食らわすぞ」
「Zzz..ムニャムニャ、ミミロップたんもう一回握手して。」

こいつは…
「5、4、3、2...」
「はっ、ピカチュウ殿!い、いつかららここに!!!」
「たった今だ。フフフフフ...(バリバリバリ)」
「ひぃぃぃお助けを」

「なんてな。で、俺に言うべき事があるだろう」
「はぁ、すまなかったでござる。しかしあの状況ではピカチュウ殿も...」
「もういい!俺はあの時次の行動を考えていたんだからな!勝手に行動されると困るんだよ!」
「はっ!そうでござるか…。なのに拙者は…愚者以外の何でもないでござるな」
「まぁいい。で、お前はどうするんだ。俺についてきてくれるのか?」
仲間は多いほうがいいからな
「こんな拙者でもいいでござるか。かたじけないでござる。」
「おう。俺たちは仲間だからな。ついてこい早く!」
「了解でござる」

まぁ、あの時実は何も考えてなかったけどな。たまには嘘もいいだろ。
許せ、ザングースと心の中で謝った。

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