第6章


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その頃…
いくつも階段を昇り、変な輪っかを潜り、ミミロップ達は3匹が捕らえられている部屋に近付きつつあった。

「…ここは見覚えがあるわ。確か、この先の部屋よ」
「ふーん、じゃ、その閉じ込めてるカプセルを壊しゃ万々歳だね。
 ムクホーク、ここはアンタのクチバシで…」
「…むう…この甘味の中にある、ほのかな渋みがまた…むぐむぐ…」
「いつまで食ってんだい!鳥刺しにするよ!」

がしょん!

「きゃー!何よ〜!」
原因は分からないが…急に廊下は真っ暗となった。
おまけに、ゴゥンッと音がして、前後のシャッターが下りてしまった。

「狭いよ暗いよ怖いよ俺鳥目だよーーーーーーーー!」
「こんな時ばっか騒がしいねアンタは!!!」
「どうしよう…閉じ込められちゃったみたい…ここまで来たのに…」

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