第5章


[38] 


「まあ、途中いろいろあった(…んだよな?)ので遅れたんだ。
 しかし…そんな大層な奴が、ケチな食い逃げなどするのか?」
「たまにはいいじゃない。えへへ!」
…俺には、どうにも信じられないが。

「あなたが意志の神、アグノムなのですね!感激です〜!」
「へえ〜!もっと厳ついのかと思ったら、意外にカワイイのね〜!」
「おお!拙者、お目にかかれて光栄至極にござる!」「ムウマージもおなかすいた〜」

手下共は大いに感動しているようだ。
そう言えば、こいつらはエムリットやユクシーには会っていないんだった。
もちろん、“あの”ポケモンにも…

「それより、面白い話って何?何?そのために待ったんだから!」
アグノムは目をキラキラさせて俺を見ている。
「面白くなかったら、ホテルの屋上からシャドーダイブ!」
「あ…ああ…」

どうも調子が狂うが…ピカチュウは野望を…

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