第42章


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 まあ、どうせロクな奴じゃない、というのは俺も同感だ。
『と、いう事だそうだ。他ならぬ「マスター」の指示だ。素直に従おうではないか』
『よ〜し! 待ってましたあ〜!!』
 ミミロップは不敵に微笑みながらドンと男を突き飛ばし、その拳に真紅の炎を纏わせる。
『まあ、貴重な情報の提供に免じ、餌にする事だけは許してやれ』

「ひいいいい!! や、やめt……ぐぎゃああああああああああ!!!!!!!」

 その後、この哀れな男がどうなったのか――それは想像にお任せするとしよう。


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