第40章
[11]
誰にでもない言い訳をして、俺はアブソルを担ぎ上げる。子どもといえど、俺よりも何回りか大きい体格差に四苦八苦して運ぼうとしていると、物音に気付いたのか机に突っ伏していたロズレイドがむくりと顔を起こした。
「何だ、お前も起きていたか」
「……ええ、ちょっと眠ろうにもどうにも眠れなくて」
赤い顔をして困り果てた様子でロズレイドは答える。まあ、奴の置かれている状況を見れば無理もあるまい。
今は無防備に寝息を立てているとはいえ、肉食のハンターであるマニューラにがっちりと肩を組まれていては気が気でないだろう。
例え同胞であろうと、自制の利かない寝ぼけ様にうっかりあの鋭い爪を突き立てられたり噛み付かれたりすれば大怪我だ。
こやつのことだ、どうせ絡まれたまま抜け出す機会を見出せなかったのだろう。
まったく、図体は無駄に俺よりずっと大きくなりおっても、気の小ささまでは変わらぬな。仕方の無い奴め。
「アブソルをちゃんとした所に寝かし付けに行く。お前も手伝え」
助け舟のつもりで俺はロズレイドに言った。
「あ、はい、分かりました」
何故だか少し名残惜しそうに、ロズレイドはそっと注意深く黒い腕を抜け出して立ち上がった。
「ふう、やれやれ。ああ、えーと、ちゃんとした寝床でしたっけ。皆さんここで雑魚寝しているようですし、
二階のベッドが空いているかと」
「そうか」
「いつもはひどい取り合いになるんですよ。今日は運がよかった。あ、その前に少しお待ちを――」
床に置き去りにしていた毛布をロズレイドはそそくさと拾い上げて、マニューラにかける。
「これでよし、と。すみません、まだ二階にも毛布はあるはずなので、先にお貸しください」
どこか妙だ。師弟関係になったとは聞いていたが、こんなにも従順に尽くすとは――そうか。
[前n]
[次n]
[*]ボタンで前n
[#]ボタンで次n
[
←戻る
]
短縮URL
理想の娘
メール転送
クール
検定
萌えアニメ
血液型占い
チャット
四字熟語
顔文字
アートFlash
レシピ
アイドル待受
海のFlash
Flashゲーム
巨乳動画
動画フル
野球拳
アイドル伝説
アダルトゲーム
夜景
成分解析
HIPHOP
巨乳画像
暇
デコライン
おバカデコメ
デカデコ
爆笑
たまチョビ
アート待受
夢占い
恋愛メーカー
おバカ待受
PROJECTZERO
アイドルFLASH
Flash時計屋
動画天国
紙芝居
Japangirl
魔法の恋愛テクニック
OL専門動画
ブログ
お買い物
ヒーリング
萌えボイス
脳の訓練
GRAFFITI
QRコード
オリジナルdesign待受
ランキング
就活
アイコン
占い占い
雑学
wedding
勇気のでる待受
癒し待受
常識検定
メールポータル
モテ期
恋に効く待受
名前占い
恋愛心理テスト
SNS
さくら
モテカワ
壁紙
ツンデレ
レンタルランキング
J−POP
姫系×セレブ系
診断
花の待受
顔文字待受
顔デコポン
絵文字デコメ
グラビア
JapanGirl
空の写真
待受FLASH
理想の彼氏
占い
普通度判定
ピンク先生
デコメ取り放題
小悪魔
写メ診断
ペット
フルムービー
漢字
絶景
小説
オンラインゲーム
アイドル爆破ゲーム
Copyright(C)2007-
PROJECT ZERO
co.,ltd. All Rights Reserved.