第4章


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「無理をするなスボミー!交代しろ!」
「ピ…ピカチュウさ…」

そのまま後ずさろうとするスボミーの前に、素早くザングースが立ちはだかる。
「どうした、もう終いでござるか!そのような体たらくでは、其方らの野望とやらもたかが知れておるわ!」
ザングースが挑発するように叱咤した。

{そうだ…今僕が負けたら、ピカチュウさんが馬鹿にされる…そんなのダメだ!
に…逃げちゃダメだ…逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ…!}

「逃げちゃダメだあー!」

キラリン!

「むっ?其方…?!」

朝日が昇り、光を受けて、銀世界がまばゆく輝く。

いや……違う!
光は、スボミーの体から発している!

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