第4章


[22] 


「僕の体が…あ、暖かい…これは…」

「見て!スボミーもとうとう…」
「しんか〜」


おめでとう! スボミーは ロゼリアに しんかした!


「勝負の最中に進化とは猪口才な…喰らえ!連続……」
「ギガドレイン!」
ぎゅるるるるるるん!
「ぐはあ!うが…はっぐぅ…!」
ザングースは大幅に体力を吸い取られ、ガクッと膝をつく。

「よし!トドメだスボミー…いや、ロゼリア!」
「はい!」

体力を充填したロゼリアが、その場でくるくると回り始める。
両手から赤と青の花びらが舞い散り、嵐となって一斉にザングースに襲い掛かった。
「うがあ!…い…息があ…うぐっ!」
花びらに口や鼻を塞がれ、ザングースが悶絶する。
「……ま…ま、参ったぁ!降参、降参でござるう〜!」
ザングースは顔を真っ赤にして転げ回り、地面をタップした。

「や…やったああ…ひ…ひああ…?」
目でも回したのか、ロゼリアもその場にばったり倒れた。

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