第4章


[20] 


「電光石火!」
「うわっ!じ、神通力!」
鋭い爪を間一髪でかわし、スボミーはザングースに震動を飛ばした。
「ぐっ!…見掛けに寄らず、味なマネを!」
一瞬よろけたが、ザングースはすぐに体制を建て直した。
その体毛がざわざわと逆立つ。
「ほう…其方、毒を持っておるようだな。しかし、拙者には効かぬ!」
ザングースの体が、踊るように奇妙に動いた。

「いかん!剣の舞だ!」
「次はくるわよ!避けて!」

「ブレイククロー!!」
「ひゃああ!」
威力を増した爪が、スボミーの葉を切り裂く。
「それ!追い打ちにござる!」
「ひいい!」
スボミーは反動で後ろへ転げた。

「スボミーしんじゃう〜!」
「ああ!やっぱり実力が…!」

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