第34章


[06] 



「問題はこのルートは生てる奴向けに作られてねぇ、生身のお前らにはちょっとばかしキツイ空間だってことだ。
とりあえず何にも触らず、出来るだけ息もするな。運が悪けりゃコロリと逝っちまうぞ。
まぁ、俺たちと同窓になりたいなら話は別だがな。ケケッ」
 こいつのニヤついた顔を見ていると俺たちを怖がらせようと嘘をついているように思えてくる。
が、わざわざ確かめるために命を賭ける気にはならない。

「アブソルは私が運びましょう。ヒヒ、一番安全ですからね。」
「うむ、では・・・行くぞ!」
 ゲンガーを先頭に俺たちは暗い闇の中に飛び込んだ。


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