第29章


[24] 


「ケケケ、なかなかやるじゃねーか」
「・・・・・」
迂闊だった―――記憶が途切れている内に何か細工をされたらしい
ほとんどの技が使えない、というよりもむしろ思い出せないという方が適当だろうか
チッ、技さえ使えればこんな奴ら―――

バタンッ

「さっきから騒がしいと思ったら、、、喧嘩ならあっしらも混ぜなっ!」「ヒャハー!」
「キィキィ!!」「七武海として黙っているわけにはいかないな!」「ケッケッケッ!」
「ウゲゲッーー!」

昨日からずっと飲んでいるのかこいつ等…完全に出来上がっている
まあ、そんなことはどうでもいい。今の内にッ!

「おい、そこの狸。」
「おっ?」
「助けてくれた礼、と言ってはなんだが、これを受け取ってくれ」
「もしかしてサンタさんかお!ありがとうだお、クリスマス終ってるけどうれしいお!」
「なん…だと?」
「もうそろそろ1時になる所だお、まずいお!アニメの再放送が始まるお!」
「ちょっ、待て…」
クリスマスが終わった―――ということは―――つまり―――
「ぐおおおおおっっ!!」

夜明け、屋敷の前には暴れ疲れて眠りこけているドンカラス達、
ふるぼっこにされたゲンガーとゴースト共、
そしてぼろぼろになった赤い服とたくさんのプレゼントが転がっていた

現実は非情ぷわ(・×・`)
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