第3章


[26] 


マニューラが陽気な笑顔で部屋に入って来た。
奴も元気のカタマリで回復したらしい。
「いやー参った参った!まさかオレの必殺技が破れるなんてよお!
 ドンカラスが言うだけの事はあるぜ。あんた最高だよ!ヒャハハハ!」
戦う前とは打って変わってフレンドリーな態度だ。

「ふ、ふん…分かればいいのさ。それより…」
「ああ、オレ達ぁワルだが約束は守るぜ。あんたの野望とやらに一役買わせてもらおう」
「よし。ならば、この辺一帯はお前に任せよう」
「OK!野郎共!今後はピカチュウ様に従うよう、そこらのボンクラに触れ回って来い!」
「「「アイアイサー!」」」
外にいたニューラ達が一斉に気鋭を上げる。なかなかいい光景だ。

「あ…あのピカチュウさん…」
「ちょっと、何か忘れてない?」
「何を?」
「へいわてきかいけつは〜?」

そうだった。


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