第23章


[04] 



身をよじり、尻尾を顔の前にもっていく
「―――クッ!?」
 いったいどうなっている?
俺の尻尾の半分はすでに輝きを失い、この空間と同じ灰色に染まっていた。
そしてなお、ジリジリと灰色の部分が増え続けている。

「すでにあなたたちの体は悪に蝕まれ、この空間に力を奪われています…
このままではいずれこの空間と同じように虚無に飲み込まれてしまうでしょう。」
よく見ればすでにニャルマーの体の一部も色を奪われていた
そしてサカキも―――




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