第23章


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「なめるなぁぁッ!」
 再びダークライの姿が闇に溶ける
 だが、先程の様に静まり返るのではない。
 360度至る所から空気の切れる音が響く
「気をつけて、さっきよりもはや―――」

―――シュッ

 空気の切れる音と共に、赤い閃光が真上から急降下してくる
 鬼気迫る殺気―――俺は反射的に横に飛んだ

ガツッ!

 閃光が空を切り床に突き刺さる
 着地ざま奴に電撃を放とうと―――

―――ッ!?

 既に奴の姿は消えていた
 何処だ?
「クククク、、、」
 不意に黒い腕が足元から飛び出し、俺の左足に巻きついた
「捕まえたぞ…」
 ヌルリ、と腕に続いて顔が床から上がってくる。その顔は勝利に輝いていた

 しまっ―――




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