第19章


[02] 



「ミミロップさん、いいんですか残してきてしまって?」
ロゼリアが心配そうに聞く
「大丈夫よ。私はピカチュウを信じてる。きっとすぐいつものピカチュウに戻るわ」
ミミロップはさっきと打って変わって元気そうだ
「ではなんであんなに強く当たったんです?」
「フフ、それはね・・・」


俺はこれからのことについて考えていた
ダークライは想像以上に強い・・・へたすればアルセウスの時のように・・・
ふと、あの時の戦いの記憶がよみがえる
・・・もしやられたら、それで終わりだ。今の俺に皆を守るだけの力があるのか・・・
ふと、金の腕輪が目に入る。あれから皆に気づかれないように訓練してきたが、いまだにうまく使いこなせていない
・・・そうだ、俺はアルセウスと戦うときでさえ負けると思っていなかった。仲間達を信じていた
いつの間にか俺だけで戦っているつもりになっていたのかもな・・・

俺はミミロップ達を追いかけようと立ち上がる
ん・・・・?
鼻の上に冷たいものが落ちる・・・雪だ
そういえば明日は何の日だったか・・・



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