第19章


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タマムシPC横の林の中・・・

「ありがとう、君たちのおかげでアジトを壊滅させることができたよ」
赤帽子がしゃがみこんで俺たちに話しかける
「リザードの傷が回復したら僕たちは連れて行かれたポケモン達を追いかける
僕達の目的が同じなら、また会うかもね!」
そういって赤帽子はPCへ入っていったーーー

「ピカチュウ!私達も連れて行かれたポケモンたちを追いかけましょう!」
ミミロップが俺を急き立てる
「待て、俺達はまだどこに連れて行かれたかもわかっていないんだ
とりあえず今日休む場所を探すぞ」
「ダメよ!こうしてる間にもあのポケモンたちは何処かに売り飛ばされそうなのよ!」
あれだけたくさんのポケモンたちを運んだんだからこの周辺のポケモンたちに聞けばすぐわかるわ!」
あのひどい有様がよほどショックだったのだろう。ミミロップは一向に引き下がらない
「だが、俺達は下手にサカキに近づけない。ダークライもどう動いてくるかわからんしな」
「なによ!ピカチュウさっきから変よ?いつもなら『休んでる暇はない』なんていってすぐ出発するじゃない!
・・・もしかして『今の俺達じゃ敵わない』とか思ってるの?」
図星だ
「・・・そうとは言っていない。ただ、いままでのように考えなしにいって勝てるほ・・・」
「・・・もういいわ。」
失望したようにミミロップが歩き出す。
「私は情報を集めにいく。あなたはここでおとなしく待ってなさい」
「僕も行きます」「わたしも〜」
ぽつんと俺だけが残された




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