第19章


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一方その頃ニャルマー達もカントー上空に来ていた

「もう下におりようぜ。俺もうなにも見えねえよ・・・」
「我慢しな、あと一枚なんだ。ここら辺のはずなんだけどね・・・」
もう日はすっかり沈んでいる
「あぁ!今日はバレンタインだってのに一日中飛びっぱなしだよ・・・ん?こ、この匂いは!」
ムクホークは急降下していく
「石板を見つけた・・・わけではないでしょうね」
フライゴンももうムクホークのことを理解したようだ
「だろうね、しかし鳥目でなにも見えないはずなのによくあんなことできるね・・・
しかたない、アタシ達も降りるよ」
フライゴンも急降下する

ムクバードは地面で伸びていた。横には地面に激突したであろう穴ぼこができている
「ったく、鳥目だからってこんなことするから・・・」
そのとき、石板が強く反応する
「これは・・・」
周りを見渡すと、白い箱から黄色い石板がはみ出していた
「へぇ、アンタも役に立つときがあるんだね」
ニャルマーが石板に手を伸ばす
「もう、何なのよいったい!」
ミミロップが叫ぶ
「急に空から何か降ってくるのだもの・・・」
「アンタ、ミミロップじゃないかい。」
「え、あ、あなたニャルマー!」
(ということはさっきの箱はコイツらのだね・・・)
ニャルマーが気づかれないように素早く箱を元に戻す



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