第18章


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俺達は地下三階の探索をはじめた。地下二階と構造がよく似ていた。
「ボスはどこにいるのかしら?」
「手がかりの一つでもあれば探しやすいんだが……ん?何だあれは?」
俺は、周りをキョロキョロしていると、矢印の書かれたパネルが並んであるのを見つけた。
「なんだろう〜これ〜。」
「同じ向きの矢印がずら〜っと……。もしかしたら、この矢印通りに進んだらボスの所につくかもしれませんね!」
ムウマージとロゼリアが興味深そうにパネルを見る。俺はロゼリアの発言に呆れた。
「…いや、それは違うなロゼリア。あの先を見てみるがいい、矢印が他方向に分かれているだろう。 おそらくこれは侵入者を欺くためのワナだ。何が起こるか分からん、うかつに踏むんじゃないぞ。」
俺は皆に警告した。触らぬ神になんとやらだ。
「じゃあ先に進む?ピカチュウ……きゃあ!」
ミミロップは足がもつれたのか、突然転んだ。そして、矢印の書かれた床の上に倒れこんでしまった。
「いたた……あれ?何か世界が回って……きゃあああ!」
「ミ、ミミロップ!?」
なんとミミロップは回転しながら、矢印のパネルを進んでいった。



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