第18章


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―その頃、地上ゲームコーナー

「ここの警備なんて、もっと俺よりさらに下っぱの役目なのに…。」
ブツブツ言いながら先程のロケット団員はポスターの前に立っている。

「ちょっと、そこのお兄さん。」
赤い帽子を被った少年がロケット団員に声をかける。
「あん?何だよ、お前。ここはガキの来るとこじゃねーの!帰った帰った。」
ニコリと少年は笑う。
「そうはいかないんだ。僕はこの下に用があるからさ。」
「な、何でそんなこと知ってるんだ!?」
ロケット団員は驚く。その顔を見て少年はニヤリと笑った。
「その様子だとやっぱりこの下にアジトがあるんだね。」

「何なんだよお前!?」
「最近、ポケモンを売りさばく組織の噂を聞いてね。気に入らないからそれを潰しに来たんだ。」
少年はロケット団員をきっ、とにらみつける。
「う…く、ばれちゃしょうがない!行け!マタドガス!」「ドガー!」
ロケット団員はたじろぎ、ポケモンを出す。
「さっさと片付けるよ、リザード!」「グガァッ!」



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