第18章


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「さて、フライゴン、アンタここいらのことには詳しいんだよね?」
「ま、まあね・・・」
「じゃ、ここいらを統率しているのは誰だい?」
「た、たぶんヒードランかな。一時期いなくなったらしいけど、今はいるみたい」
「じゃ、そいつのところへ行くよ!」
「で、でも実際あったこと無いし・・・いるのは火山の奥深くだし・・・」
「ごちゃごちゃ行ってないでさっさ行くよ!」
「は、はい」
ニャルマーがフライゴンの背中に飛び乗る
「アンタもちゃんとついて来るんだよ!」
「わかってるよ・・・」
ムクホークがしぶしぶ答える

空を飛べる分、早く目的地に着いた
「こ、ここら辺のはずなんだけど・・・」
フライゴンが自信なさそうに言う
「この俺に何か用か?」
突然上から声がした
「アンタがヒードランかい?」
動じずにニャルマーか問う
「いかにも、俺がヒードランだ。お前たちは誰だ?見かけん顔だが」
「アタシはニャルマー、こっちはムクホーク」
「で、こんなところまで何の用だ?」
「ちょっと聞きたいことがあってね・・・」



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