第17章


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「ラッタ!電光石火だ!」「キィッ!」
ツンツン頭のラッタの先制攻撃が決まる。
「そこからさらに必殺前歯だ!」
「なかなかやるよーね!だけどまだまだ…アーボックっ巻き付く!」
アーボックはするりと体勢を直してラッタに巻き付き、きつく絞めあげる。
「詰めが甘いわ。」

「くっ…!ラッタ、なんとか抜け出せ!」
ラッタは必死にもがくが…。
「アーボック、そのまま叩きつける!」
ラッタを尾で絞めあげたまま、アーボックはラッタを地面に叩きつける。
「ギッ!」
「止めよ!噛み付く!」
アーボックの顎がラッタの喉笛を捕らえた!
「ギィィィッ!…ギィ……。」
あのラッタ、もう助かりそうにないな…。
「ラ、ラッタッ!?」

「だぁから言ったでしょ?大人の世界に首突っ込むんじゃない、って…。」
「う…くっ、まだだ!カメール!」
…助けてやるか。
俺は飛び出す!

「ピカッ!(助太刀してやろう!)」
「な、何だよお前!?」
「ピカピィ。ピカ。(正義の味方、だ。今はな。)」



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