第16章


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なんとミミロップ達は俺を追って立て続けに俺が貫いた穴から飛び下りた。

「お、お前達まで落ちてどうする!」

「だって、だって心配だったんだもん!」

「つ、つい何も考えずにやってしまいました……」

「ムウマージはういてるけど〜つかめない〜……」

ムウマージは悲しそうに言う。このままじゃ地面に叩きつけられて全滅だ……どうする!

(サイコキネシス……)

「な、何??」

突然俺達の落下のスピードが急激に落ちた。そしてゆっくりと地面に降りた。

「な、何だ今の……。何が起こったんだ?」

俺は周囲を見渡す。不思議がる俺をよそに、ミミロップ達からワッと歓声があがる。

「奇跡よ奇跡!すごおい!」
「き〜せ〜き〜」
「奇跡……なのでしょうか。エスパータイプの技のような感じがしましたが……。」

そんな俺達を、遥か上空から白いポケモンが見ていた。

「ふう、危ないな。それにしても変わったピカチュウだね…いつか一緒に遊んでみたいな。」

そうつぶやくと白いポケモンは姿を消した。


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