第15章


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「クヒヒヒ!!」

イワークは無傷だった。代わりに渾身のとび蹴りを受けたのはガルーラだった。


「ご苦労!人質の子供は返してやるよ。ヒーヒッヒ!!俺のターン!地震!!!」

…だめだ。もう電気の力は残っていない。クソ、こんな外道にやられるとは…

「ゆるさない〜ぜったいにゆるさない〜!!!!」
突然洞窟の中が怪しく光り始めた。怪しい光どころの騒ぎではない。見ていて吐き気を催すほどである。
その発生源はムウマージだった。

「ウヒヒ!カラオケでもしようってか?行け、カラカラ、適当にボコっちゃえ!」

並んでいたカラカラから一斉に骨が放たれる。終わった…



――バキ!ドゴ!グシャ!



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