第1章


[19]決戦!ドンカラス


遂にドンカラスが現れた。
「先程は館の居候共がくだらねえおもてなしをしたみてえだな。」
「ふん、時間を随分無駄にさせてもらった。」
帽子の様な羽毛をかぶり直すような仕草をしながらドンカラスも言葉をかえす。
「クァッカッカッ、それは失礼した。こんどは俺様が直々にもてなそう。手下のヤミカラスを可愛がってくれたお礼もしたいしな!」
ドンカラスがパチンと羽を鳴らすと大量のヤミカラスが洋館の窓を破り押し寄せる!
・・・さすがにこの数はまずい。
「ハッ、手下を使わないと何もできないか?」
「・・・安心しな。こいつらはただの観客だ。ぺカチュウ、一対一の勝負としよう。」
上手い具合に挑発にのってくれたようだ。
「上等だ!」

「そーなると私達ひまねー。」
「応援してるしかないですね。」
「・・・ぼわーん。」
「あれ?ムウマちゃん、その円盤みたいなの何?」
「さっきひろったー。」

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