秘密の放課後


[19]本当のキモチ


雨が降り出し、アタシと先生は、車に乗り込みホテルへ行った。
アタシは、初めてのラブホテルだった。
小さな頃親に綺麗な外装だったから行きたいとせがみ怒られた事を思いだし、少し恥ずかしくなった。
先生の様子は、やっぱりどこかおかしかった。

「麻咲…こっちおいで。」
先生は、ベッドの上に座っている。アタシも横に座る。
「麻咲…先生との関係…終わろうか。」

「えっ…。」
アタシは、全てが真っ白になった。
「なんで…どうして!アタシ告白断ったよ!どっかイヤになった?」

「………。」

「やだよぉ…。」
自然と涙がこぼれる。
「麻咲がこのままじゃだめだと思ったんだ。」
先生は、話し出した。思いの全てを…。

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