秘密の放課後


[20]先生の本音


「初めて麻咲を見た時は、正直いぃイメージなかったよ。テニスは、中々上達しなぃし。飲み込み遅いし…」

「メチャ毒はきますね。」


「…でも何事にも真剣に取組む姿勢が俺は、気に入った。諦めないキモチとか、だから熱心に教えたよ。けど…」
「?」

「いつしか…麻咲の事を意識してしまぅようになってた。お前にキスした時に応えてくれたから驚いたよ。」

「アタシは…真剣にテニスしてたのは、先生に認められたかったから…。」
本当は、テニスが上達したいとかじゃなくて、いつの間にか先生と過ごせる時間が嬉しかったアタシ。
「でもな…お前を抱く度に俺は、罪悪感に駆られるようになったよ…。妻がいるのに未成年の子に何してるんだろうとか。」
「でも、アタシが抱かれたくて抱かれてるからいぃんじゃなぃですか?」

「麻咲…悪い事してるって自覚あるか?」

「えっ…。」
正直悪い事してるといぅ自覚がぁまりなかった…。奥さんには、悪いかなって思ってたけど。
「俺もさ…罪の意識があったけど本当のところ欠落してたみたぃだ。だから麻咲の事は、あまり責められない。一番悪いのは、俺だし。」

「それでも…それでもアタシは側にいたぃと願ってしまぃました。…いつかこんな日が来ると思いながら…。」
涙で声が詰まる…。

「辛い思いさせてすまなかった。俺が大人として、あの時断ってぉけばこんなキモチにさせる事もなかっただろぅ…。俺には、妻がいる…。もぅ心に決めた人だ…。自分勝手なのはわかってる…だから…。」

「先生…最後に…アタシを抱いてください。」アタシの何かが切れた。

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