秘密の放課後


[17]いよいよ


部活が終り、アタシは、まぁにミルクをぁげていた。
先生は、書類しなきゃいけなぃからまだ少し時間がかかるらしい。
まぁは、本当に小さくておもちゃみたぃお腹を空かせてたみたいで小さな体でミルクを飲む。
「ふふっ…そんなに急がなくても誰もとらなぃよ。」
「ミーッ」
とまぁが鳴く。
「返事したのかな?ふふっ。」
ぴゅうっと風が吹く…。
「寒っ…。」
外は、やっぱ寒い…。太陽の光があるにしろ。まぁも寒そうに小さな体を震えさせていた。アタシは、スポーツタオルをまぁにまいてあげた。「ごめんね…こんなのしかなぃや。」
先生がキョロキョロしていたのが遠くから見えた。
「あっ…行かなきゃ。」

「ミーッ!」
アタシは、まぁの泣き声に立ち止まり振り返る。
まるで行かないで…って言ってる様に聞こえる。
「ごめんね…」
アタシは、まぁに背中を向けて走った。


「先生!」

「麻咲!どこにいたんだ?探したぞ。」

「チョットボランティアです!」

「ふふっ…なんだそりゃ。先に車行ってろ。これ鍵な。なるべく見つからないように。」
「わかってます。」

アタシは、辺りを見渡し素早く先生の車に乗る。もちろん助手席じゃなく後へ。それでまるまってわからないように先生を待つ。
後は、スモークがはってるからね。

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