秘密の放課後


[16]意外な優しさ


今日は、いよいよデートの日!
着て行く服も決めたし。すごく楽しみ!
アタシは、いつもの通学バックと少し大きなバックを持ってでかけた。

部活の時もアタシは、ついついニヤけてしまってた。

「妃村ー。お客さんだょ。」
お客さん?誰だろ。
「あっ…工藤先輩…。」

「妃村?あれ工藤さんだょね?」
「ゴメン…ちょっとぬけるね。」
アタシは、練習を中断して工藤先輩の元へ行く。

「どぅしたんですか?今日土曜日なのに。」目の前には、Gパンにパーカーを着たラフな格好な工藤がいた。

「麻咲ちゃん今日部活終わったら遊ぼうょ。」

「えっ…。」

「断らないょね?」

アタシは、迷った。断ったら何かされるんじゃなぃかって…。
でも!先生とデートしたぃし。
「す…スミマセン…今日は、予定が入ってて…。」

「そっか…じゃぁ仕方ないね。」

予想外の反応だった。奴隷とか言ってるから絶対何かされると思ったのに…。

「これ。まぁにあげといて…。」
そういうと工藤は、コンビニの袋から牛乳を取り出した。
「これは、麻咲ちゃんに。」
工藤は、スポーツ飲料を取り出しアタシに渡した。
「あっ…ありがとうございます。」

本当は、この人いい人なんじゃなぃかなと思い始めていた。


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