秘密の放課後


[14]交換条件


「なんてねっ♪」
工藤が泣き出しそうなアタシの顔を笑顔で覗き込んだ。
「それじゃぁ…」

「まさきちゃん次第だね?」

「えっ?」

「俺…留年しちゃってるからさぁーみんなより1年多く学生する訳。これから退屈しなぃよぅに俺を楽しませてよ。」
「何すればいぃですか?」
「そぅだなぁ…。安曇みたぃに弄ぶのも悪くないょね。」
アタシは、何も言えなかった。
「ぅん。決めた!」

アタシは、すごくイヤな予感がした。

「俺の奴隷な。」
ニッコリと満面の笑みで工藤がアタシの頭を撫でた。

「奴隷…?」

「心配しなくても、俺優しいし、安曇みたぃに鬼畜じゃなぃからさ。安心しな。」
工藤の笑顔と言葉に真実味などまるでなかった…。
工藤がどんな人間で何を考えてるのかアタシには、予想できなかった。

こうしてアタシと工藤の契りが交わされた…。
アタシは、工藤の奴隷と化す。

[前n] [次n]
[*]ボタンで前n
[#]ボタンで次n
[←戻る]




Copyright(C)2007- PROJECT ZERO co.,ltd. All Rights Reserved.