秘密の放課後


[11]忠告


アタシは、放課後山本君を呼び出して交際を断った。
山本君は、苦笑いして去って行った。
これからもいぃ友達で…。

本当優しそうでいぃ子だなって思った。
部活に行こうとした時、声をかけられた。
「ねぇ、君。」
あまり見覚えがなかった。確か隣りのクラスの留年しちゃった先輩で名前は…。
「はぃ?」

「俺さー、クドウ。工藤晶。覚えといてね。」「?」
「まーさきちゃんっ。」
工藤は、ニヤニヤとアタシを見てる。

アタシは、一礼してその場を去ろうとした。

「まさきちゃん!学校は、何しに来るところ?」
工藤が聞く。

「えっ…勉強とか部活とかですかね。」

ニヤリと工藤が微笑み耳元で囁く。
「性教育…1対1でしてたらスグ覚えるよね。」

アタシは、血の気がひくのを感じていた。

工藤が口笛を吹きながら悠長に帰って行った。
アタシは、頭の中がぐちゃぐちゃになった。
『先生とアタシの事…知ってる?いつから?誰から?どこで?』
色んな疑問が頭の中を駆巡った。

その日のクラブは、全然身が入らなかった。
ミスの連続。
先生にも皆の前で怒られた。

部活が終わって先生に呼び出された。

皆には、「先輩がんばってくださぃね。」
とか
「妃村…誰だって調子悪い時ぁるよ」
と慰められた。

コンコンッ

「失礼します。」
ドアを開けると心配そぅな先生の顔がそこにあった。
「麻咲…今日どぅしたんだ?」

「実は…」っと話そうとしたけどまだ確信じゃないし先生には、言えなかった。
教師と生徒…先生がイジワルな事しなくてもぁの工藤さんに危害が加わればむこぅも何するかわからなぃ…。そぅ考えるとアタシは、別の事を話してた。
「実は…ぁんま体調よくなくて。」
「…本当か?無理するなょ。心配したんだから。」
先生に抱き締められる。
この関係…終わらせたくない…。先生の側にいたぃ…。そう思うとアタシは、先生にきつく抱き付いた。

工藤さんに…聞いてみよぅ。

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