淡い記憶


[06]マヤ1


ヤマさんゎ別に好みじゃなかったょ。

ノリで、ヒトミとアカネとでナンパされた。
ヤマさんイカツイし。アタシ的にゎ、リョウ君が好みだったの。
シュウジゎガキっぽいからアカネとお似合い。

ヤマさんゎアタシが気に入ったのかなんだかわかんなぃけど、やたら隣だし…。離れても気付けば隣…。リョウくん目当てだったのにぃぃ。

みんなでお酒とか飲んでて、ヤマさんが寝ぼけてアタシにキスしてきた。
アカネとシュウジゎカラオケ熱唱中。
ヒトミとリョウ君ゎどっか行っちゃったし…。
「ちょっと!」
アタシゎヤマさんを怒った。
「ごめん!オレ寝ぼけてた…。チョット一服してくるゎ。」

ヤマさんゎ立ち上がった。
「チョット!アタシを一人にする気?」

「いや!マヤちゃんも一緒に来るかな…と」
「仕方ないから一緒に行ってぁげるゎよ。」
アタシゎ、ヤマさんの煙草を買いについていく。
「アカネ!アタシヤマさんと煙草買いに行ってくるから。」

「りょーかぃ☆」


小さなカラオケだったから煙草の自販機は、外に出ないとなかった。

「さむぅっ!マジ!ありぇないし!」
もう夜中だし外ゎ2度とか3度くらぃ。

「?」
イキナリ目の前を通り過ぎたと思うとヤマさんがマフラーをかしてくれた。
「あ…ありがと。」
ヤマさんの匂いがする。香水とかじゃなぃ、男性の匂い。

「マヤちゃんとさー、オレの名前逆にしたやつだよね。」
「まぁね…でもヤマさんってあだ名じゃん。」
「山田太郎だよ。本名。」
「マヂで?親適当ぢゃなぃ?」

「嘘だょ。冗談…拓真山田拓真だょ。」
「くっだらなぃ冗談!」
「ふっ…」
いたずらにヤマさんが笑った。
意外に笑顔可愛いじゃん。

そんな他愛もない会話してたら自販機の前についた。

[前n] [次n]
[*]ボタンで前n
[#]ボタンで次n
[←戻る]




Copyright(C)2007- PROJECT ZERO co.,ltd. All Rights Reserved.