淡い記憶


[10]アカネ1


誰が言い出したんだか…。ナンパなんて…。けどまぁ金欠だったし、昔から男の子とは話合うからいっか。みたいな軽いノリ。マヤは、ナンパとか慣れてそう。ヒトミもなんやかんやで彼氏途切れないしね。

ナンパしてきたのは、ごっついヤマさん。クールでモテそうなリョウくん。バカそうなシュウジ。

丁度3対3だったし。うまく振り分けられてるように思った。若干マヤがいやがってるように見えなくもないかな。
「次!ガンダムうたいまーす!シュウジいきまぁーす!」

「アハハハハ♪シュウジマジ受ける!」
こんな感じで気付けばシュウジとアニソンばっか歌ってた。
後の4人は、なんか芳香ただようよなぁ…。まぁ一気したしみんなお酒まわってるよね。「シュウジ…ちょっとヒトミちゃん気分悪いらしいから外行ってくる。」そう言いリョウくんとヒトミがいなくなった。

「あーアカネせっかくセーラームーン歌おうと思ってたのに!」

「いーじゃん!俺聞いてるから」
シュウジがご機嫌で言う。

ヤマさんとマヤは、喧嘩してるのかなんなのかわかんない雰囲気だった。

「マヤー♪晴れハレユカイ歌おう!」

「何それ?あぁ…この前無理矢理みせてきたアニメ?わかんないわよ。」
相変わらずクール…。

「アカネ!アクエリオン歌おうぜ!」

「いぃねぇ!順番ねぇ!」

2人でアニメ映像流れるもんだから夢中で画面みながら歌ってたらヤマさんとマヤが出ていった。
気付けばシュウジと2人になってた。

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