〜過去〜ツバキ〜


[06]呼び出し


「椿ちゃん…ちょっといぃ?」

いつもの様に屋敷の掃除をしていると夢に呼び出された。


「?……はぃ。」

「ここじゃ…ちょっと…準備室にきて。」
皆の目を気にするよう椿に言う。

「…はい。」
私…何かしたのかなぁ…。
椿は、不安になる。


掃除を一段落つかせ、椿は、準備室へ向かう。


「失礼します。」
椿は、夢のいる準備室に入る。


「お茶…いれるわ。」
「いえ。そんな…お構いなく!まだ勤務中なんで…。」


「ふふ…本当真面目ね。アナタのその真面目さ好きよ。」
そう言いながら、カップにお茶を注ぐ…。
ハーブティーだろうか…心が安らぐような香りが部屋に立ち込める。

「話って…なんですか?」

「座って。」
夢が椿の前にお茶をだす。



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