〜第3章〜


[09]秘密


ハルカは、退屈しのぎに絵を書こうとスケッチブックを取り出した。

窓の外の風景を書こうと鉛筆で下書きしようとする。

「…………。」


「………あの犬動くなよ。」

無理な話だ。


「はぁ〜っ……気が散って絵なんて書けねぇよ。大体何なんだあの女!馴々しい。」
ハルカは、歩矛とレイの事が気になって仕方なかった。

「………。」

覗くなと言われたら覗きたくなるのが人間の心理だ。
ハルカは、こっそりレイの部屋に向かっていた。
運良くドアが少し開いていた。


ハルカは、目をこらしドアの隙間から部屋の中をみた。




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