〜第3章〜


[05]ルビー相談室


ハルカは、放心状態だった。

レイとキスした事が頭から離れなかった。
「……お礼って…。」

「あら?元気なぃわね。どぅしたの?」
ルビーがどこからともなくやってきた。


「ルビー……俺…どうしよう。」

ハルカがすがるような目でルビーを見る。


「何よ…気持ち悪い…。話してみなさぃ。聞くだけならできるから。」

ハルカは、辺りを見渡してレイがいないのを確認してルビーに話した。
「俺どうしたらいぃ…レイにキスされた…。レイゎお礼だって言ってたけど。」

「あら?そうなの仲睦まじいゎね。」
ルビーが嬉しそうに笑う。

「笑い事じゃねぇよ!」

「まぁ…外国とかでキスってあるじゃなぃ。挨拶とかで。気にする事ないんじゃなぃ?」

「ルビーでも!俺らは、男同士だぞ!」

「あぁ…もぅ…仲いいからいいじゃない。」面倒くさくなったのかルビーが立ち去ろうとする。

「…お礼だよな…深い意味ないよな!」
ハルカが開き直る。

「…そうよ…。」
ルビーがハルカに背を向ける。

「ありがとう〜ルビー少し気が楽になったょ。」

「ならヨカッタゎ。」

やっぱルビーは、いい奴だな。
うんうん。

「そうそう…最後に」
「何?」


「レイは、そうゆう冗談しないわよ。」
ニヤリとルビーが去って行った。

ハルカは、再び硬直する。

「ルビーの意地悪ゥ……。」

またハルカは、凹むのだった。


結果。ルビーは、楽しんでいるようだった。

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