〜第3章〜


[15]想い


「…えっと…あっ…」レイの腕からハルカは逃げ出す事ができなかった。

「今日ゎ大人しいですね。」


「ソンナコトナイヨ!」
「何で片言なんですか?」

明らかにハルカは挙動不振だ。
「………えっと…。離れてください。」

「ヤダ。」
レイが珍しく駄々をこねる。
「ヤダって…そんな子供みたぃな…。」


「ハルカさんは私のこと嫌いですか?」


「嫌いじゃねぇよ…レイには、感謝してる。こんな俺を買ってくれてただ……。」

「ただ?」
ハルカは、頭ん中でずっと引っ掛かってる事を聞いた。
「どうして俺を買ったんだ?」


「………。」

少し沈黙が続いた後レイは、口を開いた。

「ハルカさんを一目みて気に入ったからですょ。一目惚れです。」


[前n] [次n]
[*]ボタンで前n
[#]ボタンで次n
[←戻る]




Copyright(C)2007- PROJECT ZERO co.,ltd. All Rights Reserved.