〜第3章〜


[14]確信


ルビーがいなくなったリビングでハルカとレイは、2人っきりになった。

ハルカは、レイの事をものすごく意識するよぅになっていた。
「なぁ…レイ。」
レイの向かい側のソファーに腰掛ける。

「…なんですか?」
情報誌に目をやりながら返事をする。

「…なんでさぁ…俺にキスなんてしたんだ。」目線を逸し聞く。真直ぐ目を見てなんと話せない。

レイが情報誌を閉じソファーに置いた。

「ハルカさんを大切に思っているからですよ。」
レイの言葉にハルカがドキッとする。
「そ…そぅゆぅことはさぁ…女に言えよなぁ!」

ハルカが焦ってなんか言わなきゃと思って咄嗟にでた言葉だった。

レイが立上がりハルカの横に座る。
2人の距離が近かった。
「私は、ハルカさんが好きです。」

「……えっ?」
頭のどこかでは、分かっていた……レイの気持ち。

「でも俺らは、男同士じゃねぇかよ。」

「軽蔑しますか?」
レイがハルカを抱き寄せた。


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