ずっと一緒に居たかった…


[05]中1の秋!翔side


俺が伸也に出逢ったのは中1の秋のこと




俺は荒れている中学と違いみんな真面目ばっかだった

俺一人だけ荒れて浮いていた


だから…俺はいつも一人だった



喧嘩ばっかしていたため名前が売れた


俺はよく喧嘩を売られるのが多かったんだ



ある日…


こっち一人で相手が六人居たんだ


こっちは厳しくて


負けるのだけは嫌いだったから意地でフラフラしながら立ってた




今の現状
相手は四人いた


勝てる気がしない…


その時…



「おい!一人に対して四人は卑怯だろうが!」
それが伸也だった


俺はこいつ怖くないのか?


と思いつつ伸也ともう一人…



それが光との出逢いでもあった



こいつらは俺が何者かもわからないのに助けてくれた


相手は伸也と光の顔を見るなり後退りしていた


心の中で、こいつらこんなに怖い奴等なのか!?
と思ったら意識が無くなった









どれくらい経ったのだろう…



気付いたら周りは暗かった


周りを見渡しているとそこには助けてくれた二人がいた



なぜいるんだ?


と思ったがその時の俺は素直な気持ちを言えなかった…



「お前ら誰だか知らねぇが余計なことをしてくれたな!お前らみたいなやつ見てると殺したくなんだよ!」
俺は心には思っていないことを言ってしまった



すると「あっ!?負けてたくせにふざけてんじゃねぇぞ!弱ぇくせに意気がってんじゃねぇよ!助けてもらったんだらありがとうの一言くらい言えや!」
光に初めて言われた言葉だった


すると伸也は



「お前今…心に思った言葉とは違うこと言っただろ!?顔に出てんぞ!これからはあんま無茶すんなよ!気を付けて帰れよ!じゃぁな」

伸也はそう言うと歩き始めた


俺は
「ありがとう…助かったよ」



俺はなぜか素直な気持ちを出すことができた


すると伸也は
「素直になれんじゃねぇかよ!俺は伸也ってんだよ!」
もう一人も
「俺は光ってんだ!お前は!?」



なんだこいつ!?
俺のこと知らねぇのかよ!
って思いながら

「俺は翔」
そう短く言った



その出来事から仲良くなったんだ


翔side終わり

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