オヤシロ様の祟り


[04]4


ちえの言うとおりに子供たちは学校の前に集合した。
「今から裏山にピクニックをしに行きます。そこでまずグループを決めます。先生が今から発表するからよく聞いてね。」
ちえはみんなに聞こえるようにグループの発表をした。
「よろしくお願いしますね、圭一。」
梨花と沙都子は圭一と同じグループになった。
「…よろしくお願いしますわ。」
沙都子は梨花の後ろに隠れながら呟く。
「…よろしく。」
圭一は二人の顔を見ずに言う。
そんな様子を見ていたレナと魅音は心配そうにため息をついた。
「大丈夫なのかな、あの三人…」
レナは心配そうに魅音に尋ねる。
「梨花ちゃんがいるから大丈夫だよ。」
魅音はレナの頭を撫でて安心させる。
「いい、今からグループで裏山に行って宝探しをしてもらいます…それではみんな頑張って!」
ちえの言葉を合図にかくグループはいっせいに裏山に向かった。


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