お祭り


[04]4


「た、三四さん!」
「びっくりさせたみたいね、けどさっきからいたのよ。」
三四の言葉を聞いて圭一は内心、焦っていた。
悟史は雛見沢の人間で会っていた事を三四にばれるわけにはいかない。
馴れ合っていたじてんで圭一は三四を裏切っているからだ。
「いっから居たんですか?」
「圭一君が百面相をしてるあたりからよ。」
「してましたか?」
「圭一君は顔に出るタイプだから。」
三四は楽しそうにクスクス笑いながら言った。
「…気おつけます。」
「えぇ、そうだ圭一君は綿流しのお祭りに行くの?」
「行きませんけど…」
「あら残念。楽しいのに。」
三四は妖しい笑顔を見せた。
「楽しいですか、祭りの時に殺人事件が起きるのに。」
圭一は怪訝そうに聞いた。

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