お祭り


[03]3


圭一は悟史と別れた後、歩きながら考えごとをしていた。
(悟史、おもしろいやつだったな楽しみだな明日が。)
圭一は自分の顔が笑っているのも知らずに歩き続けていた。
(けどあいつ雛見沢の人間じゃ…)
圭一は今まで考えてもみなかったことに気がついた。
(雛見沢の人間と俺は馴れ合っていたのか。)
そのことを考えたとたん顔が険しくなっていた。
(あいつにはもう会わない。)
圭一が決心した時、
『また、会おうね。』
と言う悟史の言葉を思い出した。
(あいつは雛見沢の人間だけど信じてられるやつかも。)
圭一の心の中では悟史はなぜか信じられる人間になっていた。
「何やってるの?」
突然、圭一の背後から声がした。

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