教えてほしい


[02]躯


また彼の部屋にお泊まりした。

後々考えるとやさしい彼には似合わない事を言われた。

ベッドに誘ってもらってシャワーを浴びて潜りこんだ。
先にシャワーを浴びてベッドで待っていた半裸の彼に体を奪われた。

その夜の彼は私の体の一点ばかり攻めた。

私は卑猥な指使いに乱れながら「なんで…そこばかり…」と言った。

気持ちいいけど、なんかヤダ。

彼は
「クリトリスはセックスの時しか使わないだろう。」
傷付いたりはしなかった。むしろ、燃えてしまった。
はじめて自ら「挿れてほしい」と頼んだ。

一点攻めで焦らされた穴が、どうしようもなく泣いてたから。

彼が指を挿れようとしてきたから首を振って「違う、それじゃない」と伝えた。
彼は分かってくれた。

仰向けにした私の足を開き、私に覆い被さり挿入した。

焦らされた女性器に彼の男性器はスムーズに入り込んで
私の中を愛液を絡めながら摩擦していく。

熱く高揚しながら、イッた。

気持ちいい!

少し余韻に浸ってみた。

汗ばんだり濡れたりして、ぐっしょりしたベッド。
彼の体臭を感じて何故か安心した。

彼が体を寄せて私の髪を撫でる。

クリトリス云々がちょっと悔しいので彼の胸に潜りこんだ。

「男の乳首って何のためにあるの?」そう言いながら彼の乳首を舐め回す。

一瞬くすぐったそうにした彼がかわいい!

仕返しの仕返しに私の乳首にしゃぶりついて来た彼が乳飲み子みたいで更にかわいい!

私がメスの体を持って生まれた事を後悔はしたくない。

もっとオスの体を持って未知の事を教えて…。

お互いの体の作りの違いを確かめ合えば
また疼いてしまう。

お互いの性器を結んで、彼の名前を呼ぶのが幸せ…。
好き。彼の男性器は私の奥まで突き回してくる。
ワイルドで素敵。

イク…!

彼の体に抱かれて私は果てた。

「起きたら朝御飯を作ってあげよう」
彼の腕枕ごしに見た寝顔を見てそう思った。

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